手汗について

手汗が増える原因をわかりやすく解説!汗かき体質と手掌多汗症の違い

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「ひどい手汗に悩んでいる」
「自分なりに工夫しても手の汗が止まらない」

手汗って暑くなくても出るんですよね。いま出ないでって思うと逆に止まらなくなったり、、、

いろいろと手汗への対策を工夫している方も多いと思いますが、そもそも手汗ってどういった仕組みで出るんでしょうか?

このページでは手汗が出るメカニズムや手汗が増える原因について、詳しくかつ分かりやすく解説しています。

 

汗の種類とメカニズム

汗には3つの種類があります。

1つは温熱性発汗。気温が高かったり、激しい運動をして「暑くなったら」かく汗です。
これには体温調節の役割があります。

2つめは暑くなくても出て、緊張や焦りによって出る汗…経験のある方も多いでしょう。そう、冷や汗です。
緊張などによる冷や汗を、専門用語で精神性発汗と言います。

3つめは味覚性発汗。辛いものや酸っぱいものを食べたときにかく汗です。

 

汗をかきやすい人は手汗も多い

  • 普段からよく運動をする
  • 太り気味・肥満

こういった方は汗をかきやすく、手の汗も多くなりやすいです。

 

「気になる手汗」は精神性発汗

体温が上がることでももちろん手汗はかきますが、全身が汗をかいている状態で手汗だけが気になってしまうことはないでしょう。

つまり、暑くない・運動もしていないときの「気になる手汗」は、主に精神性発汗が原因です。

制汗スプレーや氷で手のひらを冷やしても止まらなかったり、止まって欲しいときに意識すると逆に手汗が増えてしまうのは、その手汗が精神性発汗なためです。

 

精神性発汗が出される仕組み

 

人間がもつ自律神経には、交感神経と副交感神経があります。
交感神経と副交感神経は、簡単に言えばオン・オフスイッチのようなものです。

交感神経が優位になると体は緊張モード(オン)になり、副交感神経が優位になると体はリラックスモード(オフ)になります。

精神性発汗は、交感神経が優位になっている(緊張モード)ときに出されます。

自律神経と副交感神経についての詳しい解説
自律神経って名前はよく聞くと思います。
簡単に言うと、人間が意識しなくても体の各機能に命令を出してくれる神経のことです。

私達は暑くなったとき、「体温が上がりすぎてるから汗を出して体温を下げよう」と考えなくても汗が出ますよね。
このように「自律」で働いてくれる「神経」なので自律神経です。

 

手汗がひどい原因

つまり手汗がひどいのは、自律神経が過敏な人や、自律神経の乱れによって体が緊張モードになりやすくなっているのが原因です。

自律神経の乱れの原因としては、慢性的なストレス、更年期障害などのホルモンバランスが崩れてしまっている場合などに起こります。

また、緊張もしていないのに多量の手汗が出ることを手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)と言います。

 

手掌多汗症とは

ひどい手汗に悩んでいて、肥満でもなく、運動を頻繁にしているわけでもない。
この場合は手掌多汗症です。

手掌多汗症には症状の程度によって3つのレベルに分けられます。

レベル 症状
レベル1 手が湿っている。(紙が波打つなど。)
レベル2 手に汗が溜まる。(ハンドタオルなどで拭いてもすぐにまた汗が出る。)
レベル3 手に水玉ができるくらい。(ひどい場合は汗が滴る事もある。)

出典:手掌多汗症|Wikipedia

 

汗かき体質と手掌多汗症は違う?

手掌多汗症というと「私は小さいときからだから違う」と言う方も多いんですが、これは手掌多汗症が主に幼少期に発症することが多いためです。

汗かき体質というものもありますが、汗かき体質は「温熱性発汗の量や頻度が多い人」です。
精神性発汗による手汗がひどい場合、汗かき体質ではありません。

もちろん汗の量には個人差があるので、手汗についても多い人・少ない人というのはありますが、生活に支障が出るレベルの手汗に悩んでいるのであれば、手掌多汗症でしょう。

 

手掌多汗症の定義と原因

手掌多汗症は、交感神経が優位になっている状態が続くことによって手の汗が出続けることですが、詳しい原因はわかっていません。

多汗症の治療で有名な四谷メディカルキューブによると、手掌多汗症の定義の原因について、以下のように記載しています。

多汗症の原因はまだはっきりと解明されていませんが、交感神経(自律神経のひとつで、新陳代謝を活性化する神経)の機能亢進の状態が続くことで汗を分泌する腺(エクリン腺)が活性化されて、多量の汗が分泌されるのです。
なお、精神的刺激や緊張がそれほど強くなくても発汗するのが手のひらの多汗症(手汗)の特徴です。一般的に寝ているときの発汗量は少ないようです。

出典:多汗症(手掌多汗症、手汗)|四谷メディカルキューブ

 

手掌多汗症の治療法

手掌多汗症は自律神経の乱れが原因のため、手のひらをどうこうしたところで根本的な解決になりません。

病院によっては、手のひらの汗腺を一時的に塞ぐ塩化アルミニウムを使うところもありますが、本格的な治療となると副交感神経の働きを鈍らせる薬の投与や、手術によって神経を切るなどの治療方針になります。

手術や薬となると大がかりになるので、大半の方は自分でできる手汗対策をして手汗と付き合っています。

例えばスマホ操作はタッチペンを使う、手袋をつけるなどの工夫をしたり、手のひらの汗腺を自分で塞ぐなどの対策方法があります。

手汗のメカニズムと手掌多汗症の原因まとめ

手汗についてまとめておきますね。

  • 汗には温熱性発汗、精神性発汗、味覚性発汗の3種類ある
  • 「気になるレベルの手汗」は精神性発汗
  • 手汗は自律神経が乱れていると出やすくなる
  • 緊張もしていないのに、生活に支障の出る手汗が出る場合は手掌多汗症
  • 手掌多汗症は交感神経の機能亢進が続くことによって起こるが、原因はわかっていない
  • 本格的な治療には、神経に直接働きかける薬・手術がある
  • 多くの人は自分でできる範囲での手汗対策をして過ごしている

このページを読んで手汗の出る仕組みや増える原因について、お分かりいただけたと思います。

重要なのは「自分の手汗が増える原因を突き止めること」ではなく、「自分の手汗に対してどう対策・対処するか」ということです。

自分に合った正しい手汗対策をし、あらゆることに積極的になれる日常を手に入れましょう。

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