更年期の快眠ノートの管理人・アンジュです。
エクオールという成分をご存知でしょうか?
女性の更年期障害への対策に良いとされていますが、まだ知名度はそんなに高くないのかなと思います。
この記事ではエクオールの働きと更年期障害への有用性、そして摂取する方法を紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
エクオールとは?
大豆イソフラボン由来の成分
エクオールとは、大豆イソフラボンが体内に入ったあと、腸内で変換される成分です。
イソフラボンが女性の美容や健康に良いというイメージを持っている方は多いと思いますが、エクオールはまさにこの働きの源とも呼べる性質を持っています。
エクオールの働きと効果
女性ホルモンの代わりになる成分
エクオールはエストロゲン(女性ホルモン)と似た働きを持っています。
女性は更年期になると体内で作れるエストロゲンが減少することでさまざまな不調が起こりますが、エクオールはこれら症状の緩和・解消ができることがあります。
具体的には以下のような症状に働きかけてくれます。
- ホットフラッシュ(ほてり)
- 肩こり・腰痛
- 関節痛
- 睡眠の質低下
- 不眠・寝つきの悪さ
- 吐き気
- 冷え性
※更年期障害で引き起こっている症状に限ります。
直接摂取が効果的
エクオールはイソフラボンが体内で変換されて作られる成分ですが、イソフラボンを摂取しても体内でエクオールに変換できるのは日本人女性の3人に1人程度といわれています。
いくら美容・健康に良くても、効果のある形に変換できないのであれば意味がありません。
そこで注目されたのが、エクオールを直接体に取り込む方法です。
イソフラボンと違って食品から直接エクオールを摂取するのは難しいため、手軽かつ確実な方法としてサプリメントが評価されています。
研究で更年期症状の緩和が見られた
平均年齢51.1歳の24名の女性が1日10mgのエクオールを摂取しつづけた結果、1ヶ月を過ぎたあたりから更年期症状の一部に改善が見られ、3ヶ月程度でさらに多くの症状に有意性が見られたという研究があります。
また、そのうちの17人は体内でイソフラボンをエクオールに変換できない体質でした。
このことから、エクオールは更年期障害を緩和させる働きがあること、そしてその効果はエクオールを作れない人までカバーできる可能性があるといえます。
副作用のリスクが低い
重い更年期障害の治療法としてホルモン補充療法というものがあります。
医療的に女性ホルモンを増やして更年期症状を緩和させる治療法ですが、これには副作用のリスクがあるため、医師の指導のもとで行う必要があります。
しかし、エクオールはいまのところ大きな副作用の報告はありません。
もちろん栄養素といえど過剰摂取となれば体に悪影響を及ぼす可能性はありますが、サプリなどの用量を守っていれば、高い安全性で更年期症状にアプローチできます。
エクオールが摂れるサプリ
エクオール宣言
エクオール宣言はゼリータイプのサプリメントです。
エクオールを直接摂取できるほか、ラクトビオン酸やザクロも配合されていて、リラックス効果やストレス緩和も期待できます。
また、ゼリーなのでダイエットにも使えますね。
キレイ・デ・エクオール
キレイ・デ・エクオールは小粒タイプのサプリメントです。
エクオールを1日10mg摂取することができます。
また乳酸菌やリンゴセラミドも配合されていて、腸内環境やお肌の調子を上げる働きもあります。
エクオールはいつまで飲むべき?
エクオールは薬の成分ではないのでいつ止めても大丈夫です。
ただし、エクオールは更年期に分泌量が減ってしまう女性ホルモンの代替として補充するものなので、症状がマシになったからと止めてしまうと、ぶり返してしまうこともあるので注意が必要です。
更年期障害は10年程度続くと言われています。
ずっと飲み続けるのは大変かもしれませんが、無理のない範囲で続けるのがいいと思います。
女性更年期へのエクオールの効果まとめ
この記事ではエクオールの働きをお伝えしました。
以下にエクオールの特徴を簡単にまとめます。
- 大豆イソフラボン由来の成分
- 女性ホルモンの代わりになる
- 更年期障害の緩和が見られた研究結果も
- 副作用のリスクが低い
上記のように更年期女性にとって欠かせない成分ですが、欠点もありましたね。
- 体内で作れるのは日本人女性の3人に1人
- 食品から摂取するのは難しい
- サプリによる摂取が手軽かつ確実
記事を読んでいただいた方には、エクオールのすごさが分かっていただけたと思います。
記事内で紹介したもの以外にもさまざまな研究が行われており、エクオールの有用性はさらに判明しています。
更年期障害と上手に付き合い、憂いのないスッキリした生活を送るためにも、エクオールサプリを検討してみてください。