更年期の女性には身体面、メンタル面に関わらずさまざまな不調が現れます。
これらは更年期障害と呼ばれますが、具体的にどういった症状があるのでしょうか。
更年期症状について調べていると、「あれも更年期が原因だったの!?」と思うことがよくありました。
この記事では更年期障害で起こりうる症状とその原因をご紹介します。
目次
ホットフラッシュ(ほてり)
ホットフラッシュは主に顔や首、胸のあたりに熱感が急に広がる症状です。
この熱感は数分から数十分続き、そのあと少しずつ冷めていくことが多いです。
女性ホルモンであるエストロゲンの減少により、体温調節機能に影響を与えることが原因です。
ナイトスウェット(夜間発汗)
ホットフラッシュの熱感によって、汗をかきやすくなります。
不眠症・睡眠の質の低下
更年期になると寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなることがよくあります。
また、メンタル面でも不安定になりやすいため、不安や緊張で眠れなくなることも。
ホルモンバランスの変化やホットフラッシュが眠りを浅くしたり、睡眠の妨げになることが原因です。
イライラ・うつ症状
更年期にはストレスが溜まりやすい、イライラを感じる、感情をうまくコントロールできないなどのメンタル的な不調が現れる人も多いです。
エストロゲン減少による自律神経の乱れが原因です。
関節痛・筋肉痛
女性ホルモンは関節や筋肉にも影響があります。
エストロゲンの減少により、関節が炎症を起こしたり、筋肉に緊張を与えることが原因です。
記憶力・集中力の低下
更年期になると物忘れが多くなった、集中力が続かなくなったと感じるケースもあります。
ホルモンバランスの変化が脳機能に影響を与えることが原因です。
肌や髪の乾燥
エストロゲン減少により、体内のコラーゲン生成が低下することによって、皮膚の弾力や保湿力が低下します。
シワやたるみ
肌や髪の乾燥と同じく、体内のコラーゲン生成量が減ることで肌のハリが低下し、シワやたるみが増えます。
骨密度の低下(骨粗しょう症)
エストロゲンには骨を丈夫に保つ効果があり、それが減少することによって、骨がもろくなるのが原因です。
膀胱や膣の不快感
エストロゲンは膀胱や膣にも大きく影響しています。
体内のエストロゲン分泌量が減ることで、弾力や保湿力が低下し、デリケートゾーンに違和感や不快感を感じることがあります。
性欲減退
ホルモンバランスの変化や不快な症状が性欲に影響を与えることが原因です。
心臓病リスクの上昇
エストロゲン減少が血管の働きやコレステロール値に影響を与えることが原因です。
更年期症状まとめ
記事内で紹介したとおり、更年期にはさまざまな不調が起こりますが、いずれの症状も原因をたどれば女性ホルモンであるエストロゲンの減少に行き着きます。
エストロゲンを増やしたり代替えとなる成分を摂取することで、症状を緩和したり解消することが期待できます。
更年期障害はおよそ10年続くと言われています。
「誰でも起こることだから」「我慢すればいつか治る」とは思わず、日々の生活が少しでも楽になるために、このサイトを通じて必要な知識や生活習慣を身に着けていただけたら嬉しいです。
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